聖マリー・ド・レンカルナシオンとともに
(1599年~1672年)
現在の内的生活はなきに等しく、
それを知らないのです。
けれども、目指していて、
到達することのできない
この高度の清さの結果と
高度の清さに高めようとなさっている
前味を感じてはいるのです。
至高の善を所有していると
ほとんど思わせるのは望みでも、熱心でも、
何らかの行為でもありません。
いいえ、あらゆるものが空になってこそ、
神だけが霊魂のうちにいらっしゃり、
神だけが霊魂は名状しがたい無の中にあるのです。
(聖マリー・ド・レンカルナシオンのことばより)