トピックス

管区総会

聖ウルスラ修道会は今…..

聖ウルスラ修道会カナダ修族は2010年に総本部総会が開かれるに当たり、よりよい教会への奉仕のために今までのテーマを振り返り、新たなテーマに向かって準備を始めようとしています。

総会から総会へ

2005〜2010年

テーマ 「父よすべての人を私達のうちに一つにしてください。」ヨハネ17・21

分裂した世界において、一致の種として生きる力を私達の契約のカリスマから汲み取りましょう。

2010年は総会の年

聖ウルスラ修道会カナダ修族は2010年に総本部総会が開かれます。

2008年よりその準備が始まり、まずはテーマを決めることでした。全会員から寄せら

れた意見をもとに、次のようなテーマが決定されました。

「神の国は、あなた方の間にあるのだ」(ルカ17章21節)

宇宙全体との関わりの中で 私たちの誓願を生き、

今日 喜ばしい知らせ(福音)の証人となる:

変動する世界において日々契約を新たに生きながら。

最初の準備は2009年9月27日の管区集会でした。ウルスラ会員とアソシエ会員が共に集い、東北大学名誉教授である信徒の猪岡光氏による「変動する現代社会において、契約を新たに生きながら、福音の希望の証人となる」という講演を通してこのテ―マを深める事が出来ました。さらに各修道院ではテーマに添って、与えられた課題について話し合い、その結果を提出しました。

2010年3月初旬には日本管区の総会が行われ、7月にはカナダにおいて総本部総会が予定されています。総本部総会において向こう5年間のオリエンテーション(方向づけ)が決定されます。

この総会を通して、私たちウルスリンヌがこの世界においてどのように奉仕することが望まれているのか、神様の望みを確かめる大切な時であることを痛感しつつ、総会のために祈る昨今です。

人類と地球に対するおろかなまでの神の愛
人類と地球に対するおろかなまでの神の愛

「ブレッシアの畑で」 (東京アソシエ)

11月のアソシエ例会で、洗礼の動機が話題になった。皆が真剣に自分と向き合っている様子が手に取るように見えた。例会同日、原稿依頼のお手紙をいただいた。

テーマは「神の国はあなた方の間にあるのだ。」、同じ言葉を昼間も修道院で見てきた。今日ずっと考えた事を書くしか思いあたらなかった。

私は幼児洗礼だった。高校時代、受洗する友人を見ては「私も自分の意志で受けたかった。」と、強く思ったものだ。それぞれ、教会の門をくぐる動機は違う。しかし、それがどんな想いであっても、神の国への道の途上に在ることは間違いない。

今、この年齢になってみると、私の想いを遥かに超えたところから私は動かされ、私に必要であろう出会いをいただいた。冷静に今までの歩みを観ようとすると、ある一点に向かわされているのではないか、という想いになる。

神様は、私の中に輝く畑のようなものを創っていただいているような気がする。アソシエは神様から与えられたその畑で軽快に働く人たちを「絵」として私は見る。

アソシエの歩み方を考える時に立っている。私自身の中に動揺が生れている事は否定できないが、神様はこの世界に足りない何かを私たちに望まれているのだろうか。

もしそうならば、いただいた畑で、変わらず力を合わせて働かせていただけたらと思う。アンジェラが働いたあのブレッシアの黄金色に輝く畑と光を信じて・・・。

「神の国はあなたがたの間にあるのだ」     ノヴィス(修練者)

この原稿依頼を頂いて一カ月ほど「神の国はあなたがたの間にあるのだ」というイエス様の言葉を反芻しながら、生活してみました。

今、コミノテでは総会の準備のため、考察や分かち合いがなされています。私は「変動する社会」と言われても、多くの姉妹の半分も生きていないので、変動する社会の真っただ中で生まれ、成長し、当たり前だと思って生きてきたことが、姉妹たちにとっては大きな変化なのだと知り、改めてジェネレーション・ギャップを感じました。

時代の共通認識を持たない世代の中で一人、生活するのは、自分の中の当たり前が覆されるとともに時に孤独を感じることがあります。

しかし、それぞれの姉妹が生きてきた時間の長さ・環境は違っていても共通するものがあることを発見しました。

それは「神への単純さ」です。常に神様の存在を信じて、求めて生きる単純さの中に、ばらばらに見えるそれぞれの個性が、どこか一致していると感じ「神の国」の現存を感じることができるのだと思います。

日本管区総会は2010年3月4日〜3月8日まで、仙台の本部修道院にて開催されました。

2005年から2010年までの日本管区と しての霊的・共同体的・使徒的面からの歩みの報告がなされた。

開会ミサ
フィリピンからも参加

管区長より会員たちへ

食後のお皿洗い
提案の審議中
祈りのうちに
この提案に賛成し採択されました
総会閉会ミサ