聖マリー・ド・レンカルナシオン
(1599年〜1672年)
フランスのトゥールで誕生したマリーは信仰深い両親のもとで健やかに成長しました。
生涯を神に捧げることを望んでいましたが、両親の勧めで17歳の時に絹織物業者の
クロード・マルテンと結婚し、一人の男の子をもうけました。しかし出産から6ヶ月後に
夫が死亡し、息子クロードが12歳になった時、マリーはかねてから望んでいたトゥールの
聖ウルスラ修道会に入会しました。
1639年、フランスの植民地として、開拓が始まったばかりのカナダへ宣教に赴き、
そこで子供たちの教育に献身しました。彼女の聖徳は多く現地人を信仰へ導きました。
1672年4月30日その生涯を閉じ、1980年6月22日ヨハネ・パウロⅡ世によって福者の
列に加えられました。彼女はカナダ建国の母として今も尊敬されています。
夫クロードをなくした後マリーは運送業を営んでいる義兄の仕事を手伝うためこのロアール河のほとりで港湾労働者や5ー60頭の馬を相手にたくましく働いていました
ナポレオン時代に没収され、現在は国立の音楽専門学校として使われています
ウルスラ会発祥の地トゥールの修道院の聖堂、マリーが初誓願を宣立した聖堂
マリーが入会した時からカナダ宣教に出発するまで修道生活をした修道院
マリーが識別のために祈り、カナダへの宣教を決意した場所
フランスのトゥールの修道院を1639年2月22日に出発し、オルレアン、パリ、ディエプ、そして3か月に及ぶ難しい航海を経て8月1日にケベック到着
1642年修道院の建築落成。フランス人移民の子供たちや現地人のために教育を始める
1980年に教皇ヨハネ・パウロⅡ世によりマリー・ド・レンカルナシオンが福者として列福される
☆ 2014年4月3日 教皇フランシスコによりマリー・ド・レンカルナシオンが聖人として列聖される☆